3月11日で東日本大震災から丸2年。2月9日(土)には初となる高校生主体の企画「WORLD Cafe@高校生・神奈川県から考える私たちにできること」がレイ・ウェル鎌倉(市内小袋谷)で行われる。午後2時から5時までで、入場無料。高校生に限らず一般市民も参加可能となっている。
当日は被災地でボランティア活動を行った高校生3人による報告会の後、防災について自由に意見を交わす「ワールドカフェ」を開く。市内外の高校生約60人が参加予定で、その他に10人ほどの被災地支援活動を行う大人がサポーターとして参加する。実行委員は七里ガ浜高校の生徒を中心に約10人で構成されている。
ワールドカフェでは6人から8人で構成されるグループごとに「鎌倉で震災が起きたらどうするか」といった身近な視点での意見交換を行う。最終的に結論をまとめ代表者が発表、その中で実現可能なものについては大人のスタッフが具体的な防災計画などに練り上げるという。
「私たちに出来ることを」
今回の企画は七里ガ浜高校3年の小野瑞希さんとスヘイル彩瑠咲(いるさ)さんの発案によるもの。小野さんは同校の渡辺岳教諭の誘いから昨年7月に宮城県南三陸町で、12月は岩手県大槌町でボランティア活動を行った。
その報告会に出席した小野さんとスヘイルさんは、大人たちの体験談を耳にし「高校生も同じように復興や防災についてもっと理解を深めたいはず」と思うように。報告会で知り合ったさかい内科・胃腸科クリニック(市内雪ノ下)の酒井太郎院長と、宮城県女川町の経済復興に携わる市民団体「ちきゅうの子22プロジェクト」の蓮見洋平さんが2人をサポートし、意見交換会実施の運びとなった。
「高校生の参加100人」の目標を立て七里ガ浜高校の生徒が奔走。市内4校の県立高校の連携から鎌倉・大船・深沢、その他にも口コミで情報が広がり、参加校は磯子・金井・藤沢翔陵・平塚農業・自由の森学園まで拡大。計9校の生徒が参加する。
小野さんは「経験を多くの人に伝えて共有したい」と話し、スヘイルさんは「高校生の私たちにできることを話し合いたい」と語った。
問合せは【携帯電話】090・1773・8714蓮見さんへ。
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