市内材木座の長勝寺で2月11日、世界平和や除厄開運、立正安国を祈願する恒例の大国祷会成満祭が行われた。
千葉県市川市の法華経寺で昨年11月1日から行ってきた荒行を終え、長勝寺に帰ってきた26人の僧侶が、修行の仕上げとして6、7人ずつ4組に分かれ、境内の水行場で、大声で読経をしながら勢いよく水を浴びた。水行場周辺では多くの参拝客が手を合わせながら様子を見つめていた。
荒行は100日間に及び、その間僧侶たちはかゆのみを口にし、毎日冷水を浴びるという。
水行を行った修行僧の一人(41)は、「身を清めるため100日間水をかぶってきた。経の力をもって、檀家や信者に恩返しをしていきたい」と話した。
1年の厄払いのために毎年、大国祷会の法要に訪れているという横浜市旭区の鈴木安広さん(73)は、「足が赤く腫れ上がっている僧もおり、修行の厳しさを感じる。年々、修行僧は少なくなっているのでは」と話した。
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