材木座で「ギャラリーAKI」を営む竹腰吉晃さんが、父・眞一さんが撮影した作品をまとめた写真集「昭和の鎌倉風景around1955」30冊を市図書館5館と市立小・中学校25校に寄贈した。6月9日には市役所で贈呈式が行われ、安良岡靖史教育長に写真集を手渡した。
撮影者の眞一さんは、終戦直後から37歳で急逝するまでの10年以上にわたり鎌倉の風景を撮り続けた。これらの作品を息子の吉晃さんがまとめ、4月に写真集を発行。昭和の貴重な資料であることから、今回の寄贈を決めたという。
吉晃さんは「子どもたちに60年前と今との違いを感じて欲しい」と話し、安良岡教育長は「昔の生活を考えるきっかけになる。本当にありがたい」と述べた。
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