休日や夜間に体調を崩したペットたちの「駆け込み寺」となっているのが鎌倉市と藤沢市の境、藤沢市片瀬4丁目にある、湘南夜間救急動物病院(通称シーメック)だ。
2006年2月に藤沢獣医師会と湘南獣医師会が共同で設立、運営を開始した同院。専属の獣医師、看護士が常駐し、夜9時から翌朝6時まで、365日急患を受け入れている。
「もしも」の時のために
「仕事から帰ってきたらぐったりしていた」「食べたものを吐いてしまった」「下痢が止まらない」―。シーメックには様々な症状のペットが運ばれてくる。その数は1日5〜7件にもなるという。
ただ同院で行うのはあくまで「応急処置」で、治療はかかりつけ医で行うのが基本となっている。場合によってはその病院が開院するまで、時間が過ぎても預かることがあるという。
最近ではインターネット上の情報で飼い主が判断してしまい、症状が悪化するケースも。言葉を話すことができない動物たちにとって、いざという時に頼りになるのは飼い主が持っている情報だ。「日頃からかかりつけ医とコミュニケーションを密にし、ペットの病歴や服用している薬などは把握しておいてほしい」と同院は話す。ペットとの生活をより安心・安全なものにするための努力が、今日も続けられている。
問い合わせは同院【電話】0466・26・9912(午後9時〜翌午前6時)へ。
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