老朽化などを理由に解体される方針の旧教育センター(御成町)の見学会が2月10日に行われた。
同施設は約80年前に町立図書館として篤志家・間島弟彦氏の寄付で建てられた和洋折衷の近代建築。解体方針の再検討を訴えている市民団体「図書館とともだち・鎌倉」(和田安弘代表)は「かつての図書館の姿を多くの人に知ってもらいたい」と同企画を主催した。
当日は約100人が集まり、和田代表らの案内で施設内部を見学した。当時の姿が残る閉架式の書架や畳張りの婦人閲覧室を目にした参加者からは「ボランティアなどを募って掃除や補修をすればまだ利用できるのでは」などの意見があがった。
和田代表は「予想以上の参加があり、関心の高さに驚いている。市には歴史的背景を踏まえた対応をとって欲しい」と話した。
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