知的障害や精神障害を持つ人の就労を支援する「笑(え)ん座(ざ)カフェ」が3月2日、市内城廻にオープンした。2月23日、24日には事前内覧会が行われ、当事者やその家族、近隣の福祉事業所関係者、地域住民らが集まった。
住宅をリフォームした施設内にはパソコンルームが設けられ、一般企業等への就労を希望する人にはキーボード入力など必要な知識・能力向上のための訓練が行えるようになっている。就労後のサポートも行っていくという。
また、一般企業への就労が困難な人に対しては、作業スペースで端切れを利用したコサージュやバックの制作を通じた働く場を提供する。「障害者が作ったからではなく、良いものだから買ってもらえるようになるのが目標」と理事長の伊藤裕美さん=人物風土記で紹介=は話す。ゆくゆくはインターネットでの販売も視野に、革やシルバーアクセサリーの制作も行っていくという。
近隣には畑も用意されており、スタッフから手ほどきを受けながら、野菜の栽培や販売を行う。カフェのオープンも目指している。
伊藤さんは「障害があるないにかかわらず、地域の人たちが気軽に集まれる場所になれば」と話している。
問い合わせは【電話】0467・33・4083へ。
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