姉妹都市の山口県萩市の老人クラブ連合会がこのほど、2日間にわたって鎌倉市を訪問し、みらいふる鎌倉(鎌倉市老人クラブ連合会)の会員らと交流した。その記念として同地出身の吉田松陰にゆかりがある瑞泉寺で、同市の花「ツバキ」の植樹も行われた。関係者は「これからも長い付き合いを続けていければ」と話している。
交流したのは萩市老人クラブ連合会(岡政夫会長)とみらいふる鎌倉(奴田不二夫会長)の会員ら。
萩市老連が鎌倉を訪問するのは今回が初めて。約30人の会員は6月7日に鎌倉に到着し、萩出身で幕末の思想家、吉田松陰が滞在したという逸話が残る瑞泉寺を訪れた。
両会の会員らは萩市の花であるツバキを植樹。同寺正門近くにある吉田松陰碑の横に「萩小町」を、中庭に「深草の少将」をそれぞれ植えた。
その後は同寺の大下一真住職が講演し「母方の伯父にあたる竹院和尚が住職を務めていたので、訪れたようだ」と同寺と松陰の関係を説明。所有する書など4点も公開し、会員らは興味深そうに眺めていた。
植樹後は鶴岡八幡宮周辺を観光した後、鎌倉プリンスホテルで野村興兒萩市長、松尾崇市長らも出席した交流会が開催された。
岡会長は「松陰先生ゆかりの地に植樹ができて良かった。これからも互いに助け合っていければ」と話し、奴田会長は「萩市の皆さんに鎌倉を案内できてよかった。学ぶことも多く、とても有意義な時間だった」と語った。
両クラブは2010年に交流をスタート。この年にみらいふる鎌倉の会員が萩市を訪問し、鎌倉発祥の玉縄桜などを植樹した。その後、14年にもみらいふる会員が萩市を訪問していた。
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