先月開かれた文化庁文化審議会で、長谷の神霊教鎌倉錬成場霊源閣など4件が、登録有形文化財(建造物)となることが決まった。
「霊源閣」は南満州鉄道の総裁を務めた山本条太郎(1867〜1936)の別荘として建設された後、旧華族の九鬼家に譲渡され、現在は宗教法人神霊教が所有する。
1918年の創建当初の建物がほぼ完全に現存、改造も少ないことなどから「関東大震災の被害が大きかった鎌倉において、震災以前にさかのぼる別荘として希少な例」と評価された。
また56年に九鬼家によって増築された待合、練塀、門についても「一体で計画され、丁寧な設計と造作がなされている」として、登録されることになった。
建物は一般公開されていないが、団体での見学は随時受け付け。詳細は【電話】0467・25・0310へ。
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