神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2016年8月26日 エリアトップへ

北鎌倉駅裏トンネル 坑口付近で岩石が崩落 仮設工事にも遅れ

社会

公開:2016年8月26日

  • X
  • LINE
  • hatena
崩落した岩石(長嶋竜弘議員提供)
崩落した岩石(長嶋竜弘議員提供)

 JR北鎌倉駅に隣接する素掘りのトンネル付近で8月11日、岩石の崩落が発生した。けが人などはいなかった。このトンネルをめぐっては「文化財的な価値がある」とする専門家の意見を受けて、市が「出来るだけ尾根を残すかたちで安全対策を実施する」と発表したばかり。「来年1月までには」としていた仮設工事による通行開始も大幅に遅れる見通しとなった。

 崩落が発生したのは8月11日の午後4時50分頃。場所はトンネルの鎌倉側の坑口付近で、約4㎥の岩石が崩れ落ちた。けが人などはいなかった。

 原因について市は「岩盤の間のクラック(亀裂)が徐々に広がったことにより崩落に至ったと考えている」としている。

 11日以降、新たな崩落は発生していないが、亀裂等も発見されているといい、市は「まずは専門家に調査を依頼し、原因や応急対策についての意見を求めたい」としている。

 また、市は仮設の安全対策工事を実施し「遅くとも来年1月までには通行できるようにする」としていたが、改めて専門家の意見を聞く必要があるため「仮設工事が最低でも1、2カ月は遅れることになりそうだ」としている。

 掘られてから80年ほど経過しているとされるこのトンネルでは、昨年4月に「崩落の危険性がある」として市が通行止めを決定。同年8月には、岩そのものを切り崩す「開削」による安全対策の実施を決定し、市議会9月定例会で関連する予算が可決された。

 しかし文化庁の要望を受けて7月に開催された市文化財専門委員会で「トンネルが掘られた尾根には文化財的価値がある」という結論が出されことから、市は「できる限り尾根を残すかたちで安全対策を実施する」方針を明らかにしていた。
 

鎌倉版のトップニュース最新6

サンマ1300尾ふるまう

江ノ島ともだち幼稚園

サンマ1300尾ふるまう

「認定焼き師」がコツ伝授

11月22日

「逃げ若」で観光推進

「逃げ若」で観光推進

22日〜1カ月間、コラボ企画

11月22日

出生数、今年は推定764人

出生数、今年は推定764人

直近15年で500人減へ

11月15日

本と出会える街角

朝食屋コバカバ

本と出会える街角

「誰かの1冊」が鎌倉巡る

11月15日

10日にリニューアル

鎌倉青少年会館

10日にリニューアル

中高生の居場所目指す

11月8日

漁港建設へ完成予想図

漁港建設へ完成予想図

来年度の着工見込む

11月8日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

鎌倉版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook