日本に滞在する難民の支援を目的としたチャリティーコンサートが11月27日(日)、カトリック大船教会(大船2の1の34)で開かれる。出演するのは、鎌倉とドイツを拠点に活躍するチェロ奏者・水谷川優子さんと、バイオリニストのマーク・ゴトーニさん夫妻。同コンサートは主催の「なんみん共の会」の活動に水谷川さんが賛同したことを受け開催されるもので、今回で3回目。水谷川さんは「日本で頑張って生活している彼らの実情を、知ってもらう機会となれば」と話す。
水谷川さんが難民問題に関心を持ったのは、母・佐喜子さんに同会を紹介されたことがきっかけ。昨年初めて同会を訪問した際に出会ったアフリカ系難民から、母国を追われ日本に逃れても十分なサポートが得られず、ホームレス同然の生活に陥る人が少なくない現状を聞いたという。水谷川さんは「彼らの存在を今までちゃんと知らなかった。何か力になりたい」と、支援啓発への協力を決意。コンサート当日はヴァスクス「隠された城」やバッハ「無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調」などを披露するほか、日本で生活を送る難民を招いてのトークも企画されている。
午後3時開演、5時頃終演。全席自由で前売3千円、当日3500円、学生2千円。収益は難民・難民申請者の就学支援金や緊急支援金に充てられる。申込みや問い合わせは【電話】03・5860・8154なんみん共の会又は【メール】info@refugee-tomo.orgへ空メールの送信を。
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