「ご当地紙芝居師なっちゃん」として活動する稲村ガ崎在住の中谷奈津子さんが3月14日、開業初日の北陸新幹線「かがやき」車内で紙芝居を披露した。中谷さんは石川県金沢市出身で2月半ばに同県の観光特使に任命されたばかり。「これを機に、古都として共通点が多い鎌倉と金沢を結ぶ架け橋になりたい」と話している。
「北陸人にとって念願の開通。この記念すべき日に車内で紙芝居を上演できるなんて、故郷に凱旋する気分でした」と中谷さん。
午前8時36分東京発の「かがやき」に乗車し、関東石川県人会のツアー参加者ら85人を前に、新作の紙芝居を披露した。「能登では野生のイルカに会える」といった石川県のご当地ネタをもとにしたクイズを盛り込み、車内を笑いで包み込んだ。
「石川と鎌倉の架け橋に」
中谷さんは大学卒業後、NHK金沢支局で3年間アナウンサーを務めた。その後、上京しフリーアナウンサーとして活動していたが、NHK時代に担当番組で紙芝居を披露していた経験と話術を活かし、プロの紙芝居師に転身。4年前から鎌倉に拠点を移し「ご当地紙芝居師」として全国を駆け巡っている。
「新幹線開通は石川県にとって一大イベント。その記念すべき日に故郷で紙芝居ができる機会があれば、と考えていた」と中谷さん。地元新聞社に勤める知人の推薦で今年2月半ば、技能を活かして地域をPRする「いしかわ観光特使」に任命され、その初仕事として関東石川県人会の北陸新幹線ツアー内での紙芝居上演を依頼されたという。
新作を携えての挑戦について「今回勉強し直して故郷の魅力を改めて認識しました。金沢にも源氏の伝説が残っているなど鎌倉と共通点は多いので、同じ古都同士、交流を持てたらと思う。金沢の寺町は材木座に雰囲気が似ているので、機会があれば是非訪れてほしい」と話した。
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