このほど神奈川県から「2013年度かながわ地球環境賞」が発表され、14件が表彰された。同賞は、地球環境保全に向けた実践的活動や温室効果ガスの排出削減に寄与する優れた取り組みを行った神奈川県内の団体(企業、行政、学校、NPO等)や個人に対し、その功績を称えて表彰するもの。同賞の「地球環境保全活動部門」で、茅ヶ崎市から「三翠会」と「TOTO株式会社 茅ヶ崎工場」が選出された。
三翠会
「茅ヶ崎市における水田の自然環境保全活動」の内容で受賞した自然保護グループ「三翠会(鈴木國臣代表)」。同会は2000年に設立し、現在15人の会員で構成。同会では、市内の川や水田に残る自然環境を守るために、当地で越冬する渡り鳥「タゲリ」にちなんで命名した「湘南タゲリ米」を、地元農家と協力し耕作・普及・販売を行う。
また、野鳥や水生生物の調査や魚道や水路の改善も進め、様々な生物が生息できる水田づくりにも取り組む。その他、小学生を対象とした田んぼでの体験実習なども実施している。鈴木國臣代表は「今回の受賞は励みになります。これからも自然調査や保護活動を進めていきます」と話した。
TOTO(株)茅ヶ崎工場
同工場(梅田弘人工場長)では、リサイクル分別やリユースシステムの構築などで、前年度と比べて電力使用量は15%、CO2は10%、廃棄物は33%を減少した環境管理体制が確立している。
また、同社では山梨県や静岡県での植樹活動を5年以上前から行っており、茅ヶ崎工場としては茅ヶ崎近隣での同様活動を切望していた。昨年に市との協定締結で「どんぐりの森づくり」をはじめとするグリーンボランティアが市内でも盛んになり、海岸清掃の「ビーチクリーン」や「相模川をきれいにする協議会」など地域の環境保全活動に多く関わっている。「今後も社内外での地域環境活動を積極的に行いたい」と梅田工場長は話した。
|
<PR>
茅ヶ崎・寒川版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>