自転車専用レーン 事故防止へ 1号線に設置 3月中旬に供用開始
茅ヶ崎市内を走る国道1号線の車道で、自転車専用レーンの設置工事が進んでいる。対象区間は鳥井戸橋交差点から茅ヶ崎駅前交差点までの約1・6Kmで、3月中旬の供用開始を予定している。県内の国道で自転車レーンが設置されるのは今回が初めて。レーンは水色で色づけられた幅1・5m前後のもので、所々に「自転車専用」と文字を明記。供用開始後は、自転車以外の車両は原則的に走行できなくなる。1号線沿いの歩道を自転車が走ることは旧来と変わらず問題ない。
自転車専用レーンは歩行者との接触事故防止などを目的に、多くの自治体で導入が進んでいる。市内でも2010年、県道45号丸子中山茅ヶ崎線の一部にレーンを設置。茅ケ崎警察署によると、設置後に事故件数は減少したという。
茅ヶ崎市は地理的な要因もあり、自転車利用割合は23%と県内の市区町村で最も高い(2008年調べ)。その反面、2012年の自転車関係事故は313件で、市内総事故の約36%を占めている。県交通安全対策協議会からは9年連続で自転車交通事故多発地域に指定されており、今回のレーン設置による事故減少に期待がかかる。
市では「自転車のまち 茅ヶ崎」を目指し、「ちがさき自転車プラン」を策定。自転車利用促進をまちづくりの重要な施策として位置づけている。今後、既存道路の整備・改善や自動車ドライバーへの啓発を行っていく予定だ。
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