統一地方選挙の後半戦として、市長選と同日の4月26日に投開票が行われた茅ヶ崎市議会議員選挙。定数28に対し新人15人、元職3人を含む40人が名乗りを上げ、激しい選挙戦が展開された。新議席には新人8人、元職2人、現職18人が当選。現職4人が落選した。投票率は46・38%で前回より0・19ポイント下がった。
維新が2議席確保
永田輝樹氏がトップ当選を果たし、加藤大嗣氏も前回トップの岸正明氏に次ぐ3番手に位置するなど元職が支持基盤の強さを見せつけた今回の選挙戦。党派別では維新が2議席を確保し、自民と共産も1議席増やした。内訳は自民4人、民主1人、公明5人、維新2人、共産2人、無所属14人。なお最年少は新人の沼上徳光氏(28)、最年長は現職の小島勝己氏(70)。
臨時会は5月13日に召集され、議長・副議長の選任や各委員会の決定などが行われる。
開票 大幅遅れ
今回の選挙では、開票の遅れも話題になった。
午後8時50分から始まった開票作業は日をまたぎ、市議選の票が確定したのは9時間近くを経過した翌午前5時38分。前回(2011年)の確定が午前0時45分だったことからも異例の事態だったことがわかる。
開票所となった茅ヶ崎市総合体育館では、2階の観覧席で開票の進捗を見守る市民などから不満がこぼれる一幕もあった。
茅ヶ崎市選挙管理委員会では「9人いる選挙立会人のうち3、4人が入念に票を点検したため」と説明している。今回の選挙立会人は、各陣営から30人弱の選任があった中から、くじ引きで選ばれた。選管では「初めての人もおり、票の有効・無効の確認などで時間がかかった。効果的な方法を検証した上で改善を図っていきたい」と話している。
選挙予算8400万円
市では今回の市長選と市議選に8368万3千円の予算を計上していた。
内訳は市職員や臨時雇用の人件費、会場費、ポスター掲示板の製作・設置費(347カ所)、選挙広報の発行、立候補者の選挙運動費用の公費負担(選挙カーのレンタル料や燃料費、選挙ポスター作成費ほか)などとなっている。
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