「総合型地域スポーツクラブ」の設立を目指す 壺坂 剛(ごう)さん アステム湘南スポーツソサエティ代表 40歳
地域で楽しむスポーツを
○…「子どもと高齢者が『スポーツ』でつながったら楽しいですよね」。将来の展望を生き生きと語る。文科省が育成を推進する「総合型地域スポーツクラブ」として活動するために、このほど市内今宿に(一社)アステム湘南スポーツソサエティを立ち上げ、茅ヶ崎市へ現在申請中。「今までは子どもが高齢者を訪問していた。これからはシニア世代が地域の小中学生を訪問し、持っている経験やスキルを活かしてほしい」
○…兵庫県に生まれ、大阪教育大学へ進学。「実業団のバスケット選手になりたい」と本気で決意した矢先、後遺症が残るほどの大怪我をした。失意の中で出会ったのはスポーツトレーナー。「こんな仕事もあるんだ」と深く記憶に刻まれた。卒業後は体育教師となった。そんなある日、TVでライフセービングを知った。「人を救うスポーツがあるのか」。海のある神奈川県の学校へ転勤した。
○…移住とともに茅ヶ崎のライフセービングクラブ「サーフ90」に所属。そして30歳を機にずっと心に残っていた「スポーツ選手を支える仕事」に近づくため、鍼灸マッサージの専門学校への通学を始めた。教職は非常勤講師として続けたが、資格取得後は医療系に転職し、セミナー講師やトレーナーとしても活躍。TOTO(株)の女子バスケチームにコーチやトレーナーとして関わり、昨年関東リーグ準優勝に導いた。
○…総合型スポーツクラブは「複数の種目/子どもから年配者/初心者からトップ/楽しみから本格的まで」などと定義されている。熱く「地域の力と愛情いっぱいの茅ヶ崎で、みんなが関わり応援してくれるスポーツ組織を目指します」と語る。アステム湘南ではバスケ・チアダンス・フットサルなどの教室やイベントを開き、講師に有名選手などを招いている。どのスポーツも平等に好きで観戦すると言うが、娘が夢中でフットサルをする姿には一際熱い眼差しとなるようだ。
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