茅ヶ崎遊技場組合(趙元来組合長)が12月10日、応急手当の普及啓発に役立ててもらおうと茅ヶ崎市に訓練用の自動体外式除細動器(AEDトレーナー)2台を寄贈した。同組合では2008年にもAEDを10台寄贈している。
AEDトレーナーは電気を発さない以外はAED同様に稼働する訓練用の機器。今回寄贈されたのは本体に液晶画面を搭載した新型のAEDに対応したもので、音声だけでなく画面でも操作方法をガイドするため、聴覚に障害をもつ人も使用できる。茅ヶ崎市では今年8月から新型のAEDの導入を始め、来年から順次更新を進めていく予定。
救命率向上に
茅ヶ崎市消防本部で行われた寄贈式で趙組合長は「AEDが当たり前のようにあり、使うことができる世の中になれば救える命も増える。地域の発展に役立ててもらえれば」と話し、市長の代わりに受け取った川上幸男消防長は「市内で年間約6000人が救命講習や応急手当の訓練を受けている。寄贈頂いた機器を使い、一人でも多くの方に操作方法を学んでもらうことで救命率向上につなげたい」と感謝を述べた。
今回寄贈されたAEDトレーナーは、消防本部が市内の自治会や学校、事業所などの依頼を受けて開催している救命講習会などで活用される。なお同組合では今回、寒川町にもAEDトレーナーを寄贈している。
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