市内萩園在住の長谷山優美さん(16・平塚ろう学校2年)が、7月下旬にトルコのサムスンで行われた「第23回夏季デフリンピック競技大会」に女子バレーボール日本代表の一員として出場し、金メダルを獲得した。
デフリンピックは4年ごとに開かれる聴覚障害者の世界規模のスポーツ大会。今大会女子バレーにはブラジル、イタリア、アメリカなど9カ国が参加し7月19日から予選が始まった。日本代表は長谷山さんを含む高校生3人が原動力となり、28日のイタリアとの決勝を含む全7試合をストレート勝ちし2001年のローマ大会以来、16年ぶりに金メダルを獲得した。
8月4日、長谷山さんは金メダルを手に代表ジャージに身を包み、チームメイトの中田美緒さん(16・平塚ろう学校2年)=葉山町在住=と茅ヶ崎市役所を訪問した。服部信明市長が「ここに至るまでの努力があり、結果を出せて素晴らしい。金メダルを一つのステップとしてさらに活躍して下さい」と話すと、手話通訳を介して長谷山さんは「初めてデフリンピックに出て、先輩たちに支えてもらい金メダルを取れてうれしい」と報告した。同席した中田さんは「世界各国の選手と戦う良い経験ができた。デフリンピックを知らない人が多いので、もっと知ってもらえるように活動したい」と笑顔を見せた。
中学生の頃から代表に加わり、昨年の世界選手権では日本代表の4位入賞に貢献して、茅ヶ崎市から特別表彰も受けている長谷山さん。「4年後のこの大会ではレギュラーになって、また金メダルを取りたい」と先を見据えていた。
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