バス実証運行がスタート 寒川駅〜海老名駅
寒川町と海老名市は、寒川駅と海老名駅を結ぶ新バス路線の開設を目指し、10月1日から実証運行を開始した。半年間の利用が好調であれば、このまま新路線として運行を続ける方針だが、1時間に1往復程度と本数は少なく、本格的に利用者が増えるのは将来的にインフラが整備された後と考えられるため、判断が注目される。
この路線の運行実施主体はバス運行事業者で、神奈中バスと相鉄バスが共同運行する。寒川・海老名両者は「各自治体の課題解決のため行政間の連携を図り、両駅を結ぶ路線バスの運行をバス事業者に要望してきた」という。これにともない、寒川町ではコミュニティバスの北ルートを休止、海老名市は本郷ルートを休止しており、利用者の多数を問わず実証運行後の2015年4月以降も新路線として運行されることが見込まれる。
1日10往復
ルートは寒川駅北口から寒川神社、倉見才戸地区、海老名市の本郷地域を通り、海老名駅に至る11・11Km。休止された北ルートは町内北部を一周するルートだったが、そのまま海老名方面に伸びる形となった。実施期間は6ヵ月を予定しており、便数は平日1日10往復(寒川から10便、海老名から10便)、土休日1日6往復(寒川から6便、海老名から6便)。平日の寒川駅始発は午前6時40分、最終は午後7時38分。土休日は午前9時23分始発で、最終が午後5時38分となっている。行政側も利用促進施策を図り、バス停設置等の実証運行経費を補助している。車両はそれぞれのコミュニティバス車両を活用する。また、平成27年1月1日(木)から4日(日)は一部区間を迂回して運行するという。この期間には海老名駅と寒川神社を結ぶ臨時便を相鉄バスが運行している。
初乗り180円
運賃は距離別運賃制で、180円から400円。交通系ICカード利用可能。IC運賃での初乗りは175円。寒川駅〜湘南ユニテック間の現金運賃は200円となっている。
運行が始まった10月1日は、海老名中央公園で両市町の関係者が集まり開始式を開催。木村敏雄寒川町長と杉崎隆之議長は、その日の寒川駅発第一便に乗って式に参加した。
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