今年2月に閉鎖となった日産車体(株)湘南工場第1地区の跡地利用を巡り、同社と三井不動産(株)との3者で協議を進めている平塚市は、現在開会中の市議会定例会の答弁で、複合型大型ショッピングセンター「ららぽーと」を検討していることを明らかにした。山原栄一市議と臼井照人市議の総括質問に答えた。
18日に質問に立った臼井市議は、3月に日産車体が市に行った基本案提出以降、具体的な進展があったかについての質問を行った。
これに対し市は、約19万平方メートルの敷地のうち北東側約30%を工業系、南側約45%を商業系、北西側と西側約10%を住居系、残り約15%を道路・公園等にすると答弁。商業エリアの核となる広域型ショッピングセンターについて「決定ではないが、ららぽーとを想定した検討がされている」と話した。
また、工場跡地の活用には周辺商店街との共栄や地目の変更など様々な課題が残されており、「現時点では不確定要素が多いが、できる限り早期に調整をしていきたい」と話した。
一方、跡地利用に協力している三井不動産(株)は本紙の取材に対し、「現在は様々な企画を練り上げるお手伝いをしている段階。色々な商業施設や公園の整備など、日産車体と共に様々な案を平塚市へ提案していきたい」と話している。
日産車体(株)と市は2007年、「平塚天沼地区(日産車体(株)湘南工場第1地区)に係るまちづくりの方向性」について協議し、大枠で合意。その基本案が今年2月に市に提出され、3月から三井不動産(株)協力のもと本格的な協議・検討が行われている。
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