広報ひらつか 低利用魚の活用伝え最優秀 県コンクール 38年ぶり受賞
県内の自治体が昨年発行した広報などの出来栄えを表彰する「神奈川県広報コンクール」の広報紙・市部で、「広報ひらつか」が応募15点の中から最優秀作品に選ばれた。
広報紙の部で最優秀に選ばれたのは、1976年以来38年ぶり。3媒体5部門の広報などを対象に、学識経験者と報道関係者による審査会が講評した。
受賞した10月第1金曜日号は、販売に向かない「低利用魚」の活用を中心に、平塚の漁業を5ページにわたって特集。県水産技術研究センターの協力で市が開発したソウダガツオのふりかけや、サイズが大きく扱いにくいシイラの流通に乗り出す燻製店を紹介するなど、低利用魚でまちおこしを目指す官民の取り組みを追った。
平塚の水産物が厚木や秦野のJA農産物直売所で販売され、水産業者の収入確保につながっている事例にも触れるなど、平塚らしい題材を分かりやすい文章や写真で伝えたことが審査員に評価された。
市広報の編集を行う秘書広報課広報担当は「2月に迎える1000号発行に花を添えることができた。市民からは『市場に流通しにくい低利用魚活用の取り組みが興味深かった』などの声をいただき、紹介された商品の売り上げが上がったといった嬉しい反響もあった。今後もまちに関心と愛着、誇りを持ってもらえるような紙面づくりを進めたい」と話した。
コンクールでは、湘南平で撮影した天体写真約300枚を合成し、星の軌跡を収めた11月第一金曜日号の表紙写真も広報写真(一枚写真)の部で優秀賞を受賞した。なお広報紙の部最優秀作品は、日本広報協会主催の全国広報コンクールに推薦される。
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