足柄茶スイーツ 神大生考案 アイデアが「なでしこの種」認定
県産ブランドの足柄茶を若い世代に広めようと、神奈川大学湘南ひらつかキャンパスの女子大生が考案したスイーツ「お茶のこ三姉妹」のアイデアが、「神奈川なでしこブランド(KNB)」のなでしこの種に認定された。アイデアは県を通じてPRされ、商品化を希望する企業とのマッチングも県が後押しする。
阿部好美さんと後藤かおりさん(経営学部4年)、近井夏乃さん(同3年)が考えたのは、マカロン、カステラ、おはぎに足柄茶の粉末を使ったスイーツ。ゼミ活動の一環で、商品化に向けた試作品を制作した。
3人は県農協茶業センター(山北町)や近隣のお茶屋に足を運ぶなど足柄茶への理解を深め、素材を生かした菓子づくりを目指したという。ターゲットを20代の女性に絞り、忙しい合間にも食べられるようサイズは小ぶり。粉茶の配合や食感、色合いにこだわって試作を重ね、昨年のかながわ商工会まつりやキャンパスで行った試食会の結果も改良に役立てた。
おはぎのアイデアを考案した近井さんは「自分たちがつくったものを認めてもらい、成果として残ったことが嬉しい」と認定を喜ぶ。活動を指導した飯塚重善准教授は「商品開発から消費者の口に入るまで、一連の過程を経験できたのは貴重なこと。認定により県の後ろ盾ができたことで、商品化の話が具体的に進んでくれたら」と期待する。
なでしこブランドは、女性が開発に貢献した商品やサービスを県がブランドとして認定する事業。なでしこの種は、アイデアを基に企業の商品化を促してブランド化を目指す。第1回目の今年は、44件のなでしこブランドと3件のなでしこの種が認定された。
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