今年4月の統一地方選挙について、落合克宏市長(57)は22日に記者会見を開き、任期満了に伴う平塚市長選挙(4月19日告示、26日投開票)に出馬し、再選を目指す意向であることを正式に表明した。市長選に出馬表明しているのは現在までのところ、現職の落合氏のみ。=1月27日起稿
落合氏は、1期目のマニフェスト実現率が外部評価で85・1%だったことなどを挙げ、これまでの市政運営の成果を語る一方、「まだ達成できていない政策に継続して取り組み、これまで取り組んできた政策を加速させる必要がある」と再選出馬に意欲を示した。
2期目への課題は人口減少に歯止めをかけることだとし、「選ばれるまちになるために、そして住み続けるまちへ」を政策テーマに掲げた。落合氏は「人口減少社会の中で何万人も人口を増やすのは難しいが、平塚の色々な魅力を強力に発信し、選ばれるまちを作りたい」と述べている。
具体的には、待機児童解消など、子育て支援や教育環境の充実▽地域包括ケアシステムの構築や認知症対策など、高齢者・障害者福祉の推進▽産業間連携や駅前中心街の賑わい創出、道の駅構想などによる地域経済の活性化▽大規模地震や風水害への防災対策、体感治安を高める防犯対策を通じた安心・安全なまちづくり▽市の資源や施策を戦略的に発信するシティプロモーションの推進などに取り組みたいとしている。
また、行財政改革については「財政状況によって人件費は抑えないといけない。職員の成果を反映できるように管理職への登用のあり方も検討していきたい。職員からの提案制度で、提案を実現する仕組みも考える」と語った。
落合氏は1981年から22年間、平塚市職員として勤務。03年に平塚市議選に初当選し、市議を2期務めた。11年4月の市長選で初当選。神田中学校、平塚江南高校、明治大学卒。
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