平塚江南高校で14日、大学入試を控える3年生に、その後の就職活動を見据えて進路を考えてもらおうと、卒業生を講師に招いた講演会が開催された。講師には、卒業生の経験を学校教育に活用するため、江南同窓会が運営する「助っ人バンク」から派遣。人材会社「リクルートキャリア」のキャリアカウンセラー松木努さん(46)と、IT会社「JX通信社」COO(最高執行責任者)を務める細野雄紀さん(25)が講師に招かれた。
スクリーンを用いて、松木さんや細野さんの体験談を交えながら、大学進学後のアドバイスを後輩に語った。「自分でやりたいことを考えるのが大事なこと」(細野さん)
「就職活動では、企業は持ち味やスタンスなどのポータブルスキル・知識や教養などのポテンシャルスキルの2つを見極めている」と松木さん。実際の就職活動を想定し、生徒は「30秒で行う自己紹介」を体験した。自分の持ち味を表現する大切さを意識してもらおうという狙いだ。
松木さんは最後に「どんな職業になりたいのか、自分で書き出してみることが大事。多くのことに打ち込み、『Will=意志』を探しておこう」と生徒たちへメッセージを送った。
男子生徒は「将来の方向性は決まっているけれども、いろんな可能性を持つことが大切だと学んだ」と、講義を振り返った。
戸井田洋副校長は、高校生からキャリアについて考える意義に関して「大学進学を望む生徒がほとんどの中で、入学後の『先の世界』を理解してほしい。今後社会を知ることが求められるので、同講座を通じて『大人の話』を聞く機会になれば」と話している。
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