東海大学陸上競技部の安保(あんぼ)建吾さん(4年)と、米沢(まいさわ)茂友樹さん(大学院1年)が今月、イギリスで開催される投てき競技の世界大会「JUMP AND THROWS FEST」と、ベルギーの陸上競技大会「Flanders Cup」に出場する。
2人は昨年度の投てき種目円盤投げで、安保さんが55・79m、米沢さんが55・18mと、国内の学生ランキング1位、2位の記録を独占。期待の「東海コンビ」として注目されている。
円盤投げには投力だけでなく、筋力や体幹、走る、飛ぶなど様々な要素が求められる。安保さんは、跳躍力と瞬発力を生かして押し込むように投げるスピード派、米沢さんは、体重と遠心力を使って円盤を送り出すように投げるパワータイプ。同部の與名本稔コーチは「風などの影響でコンスタントに記録を伸ばすのが難しい中、抜きつ抜かれつ高めあえている」と、2人の成長に目を細める。
安保さんは、先月行われた第99回日本陸上競技選手権大会で無念の予選落ち。「緊張しないように意識しすぎて空回りしてしまった。弱いところが出たので調整していきたい」と、世界の舞台で雪辱を期す。同大会で2位に入賞した米沢さんは「去年は良い記録が出ても偶然飛んでしまったという感じだったが、今年は練習がうまくいき安定した結果が出ている」と振り返る。
2人の目標は2020年の東京五輪出場だ。大学卒業後の競技環境は恵まれているとは言えないが、「競技を続けて自己ベストを更新していき、世界レベルの63mを目指したい」と口を揃える。與名本コーチは「世界トップレベルの選手たちを見て、さらに成長してほしい」と期待を寄せた。
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