熊本地震で被害を受けた農業関係者を支援しようと、湘南地域の飲食店経営者と産業能率大学が共同で、BENTOプロジェクト「できるを集める!」を企画する。5月21日に行われる湘南ベルマーレのホームゲーム当日に「湘南コラボ弁当」(仮称)を販売、売上金の一部を義援金に充てる取り組み。
この企画は、フレンチレストランH×M(夕陽ヶ丘)の相山洋明オーナーが発起人で、同大学情報マネジメント学部の松岡俊教授に話を持ちかけて実現。市内外7社の飲食店と精肉店、生産農家、同大学松岡ゼミの学生40人が名を連ね、「できる人が、できるときに、できることを!」をテーマとした。
今月9日には、顔合わせを兼ねたミーティングが行われ、学生を含むメンバー13人が参加。被災後、水不足で田植えを控える農家の現状を知った松岡教授から、熊本市東区秋津地域の秋津営農組合への支援が提案された。また当日販売する弁当メニューについて、「地域の特色を盛り込んでみたら」「熊本の食材を使用できないか」など、活発な意見交換が行われた。
フレンチやイタリアン、日本料理などのシェフや板前がメニューづくりから仕入れ、調理を協力して担当。
一方、学生はフェイスブックを活用した弁当のプロデュースや当日の箱詰め作業の手伝いや販売など、それぞれの役割分担についても確認した。
「湘南コラボ弁当」(仮称)の販売価格は2000円(税込)で数量は200個。予約方法はフェイスブックアカウントを作成次第、詳細が掲出される予定だ。
販売当日はベガルタ仙台戦とあり、発起人の相山オーナーは仙台から訪れるサポーターにも期待を寄せ、「多くの方に趣旨を理解してもらい、料理のジャンルを超えて作成する弁当を美味しく食べてもらえたら」と話す。学生リーダーの丹場亜莉沙さん(情報マネジメント学部3年)は、「時間のない中で、一人ひとりができること考えて、復興支援の力になりたい」と意気込みを話した。
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