大磯町 初の学校プール完成 町立国府小学校
大磯町の小・中学校では初となる学校プールが大磯町立国府小学校に完成、6月30日に竣工式が行われた。プールの敷地面積は2万547・68平方メートルで鉄筋コンクリート造。高学年用プール(25m×11m・5コース)、低学年用プール(32・28平方メートル)。建築工事費/1億4595万円。
当日式には、中崎久雄大磯町長や依田勝也教育長、渡辺順子町議会議長をはじめ多くの来賓者が出席した。 中崎町長は「これまで水泳の授業は、バスなどで移動をしなくてはならないため、児童に満足のいく授業を受けさせてあげることが出来ませんでした。今回の学校プール完成は、水泳授業の充実に大きな一歩となることはもちろん、子どもたちにとっても良いことと思います」と挨拶した。 また、同小学校児童会長の前田実夢さん(6年)は、「これからは自分の学校で水泳の授業を受けられるので楽しみです。プールがあることを誇りに思い、これから大切に使っていきたいです」と児童を代表して元気に話した。その後、東海大学水泳部員によるバタフライや平泳ぎなどの模範泳法が披露され、出席者から大きな拍手が送られた。
※プール完成までの経緯
これまで大磯町は学校敷地内にプールを持たないため、生沢プールや照ヶ崎プールなどで水泳の授業を行なっていた。しかし、2007年に、生沢プールが老朽化のため取り壊されてからは、国府小学校の児童は、水泳の授業で照ヶ崎プール他を利用するためバスなどでの移動を余儀なくされた。そのため時間の問題や児童の安全面などから、学校敷地内にプールが必要という声が出始め2009年、町は国府小学校敷地内に学校プール建設計画を立て今回の完成となった。しかし、プール建設にあたっては昨年、グラウンドが狭くなり体育の授業などに影響が出るなどの理由から建設反対を訴える住民と町との間で問題となり、住民説明会が2回開催された。
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