町内移動は200円 中井町・デマンド交通
中井町が来年1月から2月にかけ実施する「デマンド交通」の概要が明らかになった。18日、東洋大学国際地域学部の岡村敏之教授を委員長とする公共交通会議が同町役場で開かれ、乗降ポイントや利用料金などが委員22人の全会一致で決定した。
電話やインターネットによる予約で利用者のニーズに応じて運行するデマンド交通。中井町では、町内全域に加え秦野市の秦野赤十字病院とヨークマート、二宮町の西友とマックスバリュの町外4カ所の計124カ所が乗降ポイントとなり、利用者はポイント間を自由に移動することが可能となる。基本運賃は町内の移動が一律200円、町外300円で、路線バスよりも高くタクシーよりも安い価格に設定された。毎日午前7時から午後8時まで運行し、乗車予約は電話またはインターネット。受付は利用日の2週間前から当日1時間前までとする。利用対象者は制限を設けず、最初に申請書を記入し利用者登録すればいつでも利用できる。そのほか、車両はトヨタ自動車の「ハイエース」、中村下児童館を車両待機場所にすることなどを決めた。
一方、キャンセル時の対応などが課題として委員からあがり、次回12月に予定する会議で最終決定する。概要についてはあくまで実証実験用のもので、来年3月には再度検証を行う。
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