衆院選15区 河野氏と共産新人出馬へ 民主は擁立急ぐ
衆議院が解散し、12月4日(火)公示を前に各党の準備が急ピッチで進む。大磯、二宮、平塚、茅ヶ崎を選挙区とする神奈川15区は現時点で自民党前職・河野太郎氏(49)と共産党新人・浅賀由香氏(32)が出馬の意向を示している。投開票は12月16日(日)。 (11月20日起稿)
前回2009年の総選挙は民主党の大躍進、自民党が歴史的敗北を喫し、政権交代が起こった。今回は民主党政権後、初の衆院総選挙となる。解散前後におけるミニ政党の乱立や第3極政党への注目など、前回とは様相が激変した状況での選挙となる。
自民党は前回、神奈川県内全18区で小選挙区3人の当選に留まった。数少ない当選者の一人となった河野氏は6期連続の当選を目指す。国のエネルギー政策転換を求める諸活動や公務員制度改革への取り組みなどの実績をベースに、次世代のことを考えた政策を進めていきたいとしている。
共産党の新人、浅賀氏は同党神奈川県15区国政対策委員長。2010年から同党神奈川県委員会常任委員を務め、国連で行われたNPT核不拡散条約再検討会議に参加した経歴を持つ。消費税に頼らない社会保障の充実や再生可能エネルギーの導入と経済成長の両立などを訴えている。
前回選挙で比例復活し、民主党の15区総支部長だった勝又恒一郎氏は、衆院解散直前に神奈川3区での公認候補になり鞍替えを決めた。同党県連では15区について「現在は擁立の準備中。早急な結論を目指したい」と話している。
中郡有権者数5万3005人
前回の総選挙の大磯町内投票率は小選挙区が71・11%、比例区が71・10%。2012年9月2日現在の町内有権者数は男性1万3521人、女性1万4322人の計2万7843人。投票所は町内10カ所に設置され、即日開票される。
また、二宮町内の前回投票率は、小選挙区が73・91%、比例区73・90%。有権者数は2012年9月2日現在で男性1万2168人、女性1万2994人の計2万5162人。投票所は8カ所に設けられる。
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