色や形、大小さまざまな貝を紹介する企画展「大磯町の多彩な貝の世界」を同町郷土資料館で開催している。同町ではこれまでに598種類の海産貝類が確認されており、企画展では町内の収集家・南那津子さんのコレクションと合わせてそのうちの230種類を展示中。8月31日(土)まで。
大磯の照ヶ崎海岸の岩場にはベッコウガサやキクノハナガイなどが付着し、砂浜の北浜海岸にはチョウセンハマグリやワスレガイといった二枚貝が漂着している。二つの海岸で確認された貝を並べた展示台では貝の種類の違いが一目で分かる。中には貝殻に小さな穴が開いたものがあり、これは巻貝が殻を酸で溶かして身を食べた跡だという。
ピンク色が美しいサクラガイや変わった形をしているウグイスガイ、深海に生息する大型のオオハネガイなどのほか、肉食のヤツシロガイが魚を食べる様子など海中で撮影した貝の写真も展示されている。
北水慶一学芸員は「夏休みの自由研究に企画展で紹介している貝を海岸で探してみるのも楽しい。見た目が昆虫のようなヒザラガイは照ヶ崎海岸でも多く観察することができる」と話す。
入館料は無料。午前9時から午後5時まで。月曜休館。問い合わせは同資料館【電話】0463・61・4700。
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