大磯町補助路線バス 4月1日ダイヤ改正 高麗循環は廃止
大磯町では4月1日(火)から、同町が運行費用を補助している路線バスのダイヤを見直す。利用者数が少なかった大磯駅発の磯05系統(高麗循環路線)を廃止し、運行を継続する他の補助路線バスでダイヤを改正して大磯駅や二宮駅発着の便数を増やす。
交通空白地域の解消に向け同町が補助を行っている路線バスは現在7系統。4月から廃止となる高麗循環路線については、2012年から平日に1日1便で運行が開始された。同町都市計画課によると、年間の利用者数を運行日数で割ると「1日あたりおよそ1人」と、利用者数が少ない状況が続いていた。
公共交通について検討する同町の地域公共交通会議で利用状況について見直しの声があがり、2013年10月の同会議で路線の廃止が決定された。なお、高麗循環路線と重複している他の路線バスについては4月以降も引き続き運行が続けられる。
今回の改正で、運行を継続する他の補助路線バスについてもルートや時間などの見直しが行われる。
運賃や運行時刻など詳細な内容については3月下旬にバス車内やバス停での掲示、神奈川中央交通のホームページなどで周知される予定だが、同課によると、これまで大磯駅や二宮駅につながっていなかった路線を各駅に直結するルートに変更。バス利用者の声をヒアリングした結果などを踏まえ「できるだけ利用者が増える(同課)」ルートに設定するという。
補助路線バスの補助額は、2012年度の7系統合計で約2063万円。他の自治体の状況と同様に、全ての路線で赤字が続いている状況だ。同課では「1台のバスで運行しているため、便数を一気に増やすことはできないものの、できるだけ駅につなげて利用しやすいようにします。多くの方に利用していただければ」と話す。
|
|
|
|
|
|