中井町 尾上町長が不出馬表明 複数の現職町議が意欲示す
中井町の尾上信一町長(76、3期)は3月4日に開かれた町議会本会議で、次期町長選へ出馬しない意向を表明した。町長は植木清八町議の質問に答える形で、「次の人にバトンタッチしたい。残りの任期を全うしたい」と今期限りで首長職から退く考えを述べた。
尾上町長は一騎打ちとなった2002年の町長選挙で4057票を獲得して初当選。続く2006年には無投票で再選を果たしている。現職町長に新人2人が挑むという構図となった2010年10月31日の選挙では2859票を獲得し、他の2候補に大差をつけて3期目当選を果たした。当選後、尾上町長は集まった支持者らを前に「これからの4年間は私にとって集大成。政治家生命をかけて取り組んでいく」と、言葉をかみしめながらあいさつ。3期目の町政かじ取りでピリオドを打つ意向をにじませていた。
水面下での動き活発化
尾上町長が今期限りでの引退を表明した一方で、現職町議の杉山祐一氏(59、3期)、曽我功氏(61、1期)が今秋任期満了を迎える町長選挙への出馬に向け、意欲を示している(3月11日現在)。
状況次第では、他の現職町議も名乗りを上げる可能性も見られ、今後は水面下でのせめぎ合いが活発化しそうだ。
過去の町長選の投票率は2002年が68・63%、前回の2010年は67・37%だった。
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