神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

5日に相模国府祭(こうのまち) 大磯で悠久の伝統神事

公開:2014年5月1日

  • X
  • LINE
  • hatena
祭りの見どころのひとつ「座問答」
祭りの見どころのひとつ「座問答」

 相模国の6つの大社が参集する相模国府祭が、5月5日(月)に大磯町で行われる。1300年以上の歴史を有する全国的にも珍しい祭り。県の無形民俗文化財に指定されており、毎年大勢の見物人で賑わう。

 奈良・平安時代まで遡ると伝わる国府祭は、相模国の行政長にあたる国司が天下泰平と五穀豊穣を神に祈ったのが始まりといわれる。国府庁(現在の県庁)が置かれた大磯町国府本郷の神揃山の祭りと、小字高天原(たかまのはら)(別名・大矢場=現在の大磯町・馬場公園)で行う国司祭の二つを指し、端午(たんご)祭や天下祭とも呼ばれる。

 祭りでは寒川神社(寒川町)・川勾神社(二宮町)・比々多神社(伊勢原市)・前鳥神社と平塚八幡宮(平塚市)・六所神社(大磯町)の6社が集い、さまざまな神事を執り行う。

 相武(さがむ)の国と磯長(しなが)の国が合併して相模国が成立した際の論争を儀式化した「座問答」は見どころの一つ。相武の国の寒川神社と磯長の国の川勾神社が一之宮の座を争った様子を虎の皮を用いた神事で表す。争いは比々多神社宮司の「いずれ明年まで」という仲裁の言葉で収まる。また、六所神社や平塚八幡宮、川勾神社の大神輿が会場を盛り上げ、舟形の舞台では古式ゆかしい「鷺の舞」が奉納される。

 神事の開始時刻と会場は次のとおり。▽総社御大祭/午前9時30分(六所神社)▽五社神揃山御成/午前10時30分(神揃山)▽五社祭典/午前11時(同)▽座問答/正午(同)▽鷺の舞奉納/午後1時30分と3時30分(馬場公園)▽五社山下り/午後2時(神揃山)。

 会場へは大磯駅から湘南大磯住宅行きまたは二宮駅北口行きバスで東海大学大磯病院前バス停下車。会場周辺に駐車場なし。祭りについて詳しい問い合わせは六所神社【電話】0463・71・3737。

大磯・二宮・中井版のローカルニュース最新6

石山さんが県看護賞

湘南大磯病院

石山さんが県看護賞

「心温まる看護」伝える

6月28日

大磯の邸園文化一冊に

大磯の邸園文化一冊に

関東学院大名誉教授が出版

6月28日

園児が田植え体験

二宮町

園児が田植え体験

生き物観察も

6月28日

七夕切手販売始まる

七夕切手販売始まる

大磯、二宮、中井でも

6月28日

自動車学校で二輪講習

大磯警察署

自動車学校で二輪講習

女性白バイ隊員が実演

6月28日

呼び出しベルでオンリーワンに

あっとほーむデスク

  • 6月28日0:00更新

  • 6月21日0:00更新

  • 6月14日0:00更新

大磯・二宮・中井版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年6月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook