子育ての語らい② 「発想」を変えて 「楽しむ」子育て
二宮町や中井町からの依頼で開催するリトミック教室で、こんなお話をさせていただくことがあります。
「子どもと折り紙をしたり、絵本を読んであげているとき、お母さん自身が楽しいと思ったことはありませんか?アンパンマンを描いてあげたら子どもがすごく喜んで、他のキャラクターもたくさん描いてしまっていた、というような経験はありませんか? それは実は、お母さん自身が子どもの存在によって過ぎ去ってしまった幼児期の楽しみを再び味わわせてもらっているということなのです」。
忙しい毎日を“子どものために”と頑張られるお母さんがたくさんいて、本当に素晴らしいことですが、そう考えることがストレスになることもあります。でも“この子のおかげで子どもの頃の楽しさを味わうことができた!人と出会うことができた!新しい発見があった!”というように、自分も子どもから恩恵を受けていると発想を変えることができれば、子どもにも感謝できるし、深刻にとらえすぎてしまう育児に笑顔が増えるかもしれません。
親と子はお互いに感謝し合える存在なのです。そして子育ては“子ども時代をもう一度楽しむチャンス”なのです。
■プロフィール▼大学助手として勤務後、音楽教室を主宰。ピアノ・リトミックを教えて26年。通常の定期的な教室のほか、行政の依頼でも指導。人間教育をも行うリトミックが高く評価されている
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