中井町の元町議・杉山祐一氏(59)が7月16日に町内で会見を開き、11月9日に投開票される同町長選への出馬を正式に表明した。
同氏は「人口が減っている中、もっと元気な魅力ある町を築きたい」と、出馬の意向を固めた理由を説明。「町民の意見も聞きながら、優先順位を決めていきたい」と前置きしたうえで、6つの施策(【1】町民参加の行政【2】財政基盤・雇用先の確保【3】子育て支援【4】防災・減災対策【5】高齢者支援【6】空き家・荒廃地対策)の概要を発表した。
中長期ビジョンとしては、トンネル整備により大井町・足柄平野へ直結する比奈窪バイパスの延長(延伸)、横浜方面から平塚大神地区等を経由して中井町・松田町方面までを繋ぐ鉄道(仮称)湘南足柄グリーンラインの計画を挙げ、「交通網を整備することで人口減に対応する」とした。
同氏は1954年に中井町で生まれ、73年に県立小田原高校を卒業。77年に東京農大農学部を卒業後、全農鳥市(株)へ入社した。2003年、同町議選に初当選。11年5月から13年4月まで、同町議会の議長を務めている。出馬表明に先立ち、今年6月末で町議を辞職した。
尾上信一現町長は3月、次期町長選へ出馬しない意向を表明。7月2日には、元町議の曽我功氏が同町長選へ出馬する意向を正式に表明しており、中井町の次期町長選は杉山氏と曽我氏との一騎打ちの様相が色濃くなっている。※7月22日起稿
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