子育ての語らい⑰ 「発想」を変えて「楽しむ」子育て
~夢やぶれたとき、これですべて終わったと思わせない~
子どもたちには、夢をもって頑張れば必ず報われると信じてほしいですが、それでも夢が叶わない、やりたいことがやれないとわかったときには“人生を選択できる人”であってほしいと強く思います。
そのために夢を追いかける途中で子どもが転んでしまったとき、決してこれが人生のすべてではないことをしっかりと伝えてください。「これは長い人生の、ただの一つの通過点にすぎないのよ」と励ましてあげるのです。
ご経験があるかもしれませんが、どんなこともすべて今に繋がっていますよね。死ぬほど辛いことも苦しいことも、悔しかったあの頑張りも、すべて後になって自分の血となり肉となり、人生を豊かなものにしてくれています。失敗は、実は失敗ではないということです。
夢や成功を掴み取れなかったときこそ何を両手に掴むのか、その掴んだものをどれほど強く長く持ち続け、努力を重ねられるのかで未来が決まります。
失敗したときこそ一緒に落ち込まず、人生の先輩として、前向きな助言をしてあげましょう。
プロフィール▼大学助手として勤務後、音楽教室を主宰。ピアノ・リトミックを教えて26年。通常の定期的な教室のほか、行政の依頼でも指導。人間教育をも行うリトミックが高く評価されている。著書『大丈夫大丈夫子どもはぐんぐん伸びていきます』出版。リトミック4月生募集中
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