子育ての語らい⑲ 「発想」を変えて「楽しむ」子育て
~生きかたの学び(言葉を覚えること)は生まれたときから始まっている②~
前回の続きです。子どもたちが発する言葉はとても大切で、優しい口調、美しい言葉でなければ、なかなかお互いに心を通い合わせることはできません。逆に相手の立場に立って話すことができる子は愛される存在になり、いつも周りに仲間がいます。その状況があると、どんなに大変なことでも、辛いことがあっても悲しいことがあっても、必ずそれを乗り越えることができます。
正しい言葉や意味を知った上で、あえてユーモアを楽しむことは、時と場合によってはいけないことではありません。でももし子どもが、汚い言葉や人を傷つける言葉を使ってしまったら、どうぞお母さん、子どもの前で思い切り悲しんでください。涙を流せたら流してください。いたずら心のおふざけも、そのおふざけを見た大人が笑ってしまって、そこで注目を浴びた経験が快感になってしまったら、悪い言葉や態度に罪悪感をもたなくなって繰り返してしまいます。
親の手の中にいる小さなうちは、子どもだからと思ってしまわず、ちょっとしたことにも目を配り、その大切さを教えてあげられるとよいでしょう。
プロフィール▼大学助手として勤務後、音楽教室を主宰。ピアノ・リトミックを教えて26年。通常の定期的な教室のほか、行政の依頼でも指導。人間教育をも行うリトミックが高く評価されている。著書『大丈夫大丈夫!子どもはぐんぐん伸びていきます』出版。
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