子育ての語らい㉑ 「発想」を変えて「楽しむ」子育て
~子ども同士の外遊びがなぜ大事なのか~
子ども同士で遊んでいるときは、転んでしまったら自分で立ち上がらなければなりません。小さい子は痛くて泣いてしまったり、家に帰ってしまうことがあるかもしれませんが、何度も転んでいるうちに、また自分が大きくなるにしたがって転ぶことは大きな問題ではなくなります。
お友だち同士のトラブルもそう。自己主張したり、我慢したり、反発するようになったりしながら、最初はうまく解決できなかったことも、徐々に協力することや譲り合うことを覚えていきます。それを繰り返しながら力を蓄えていくのです。
大きくなったからといって、いきなり人間関係を円滑に形成できたり、思いがけないトラブルが発生したときに落ち着いて対応できるわけではありません。小さな頃の外遊びから自然に学んでいくからこそ、その後の人生に生きてくるのです。
レッスン生にはゲームが大好きな子もたくさんいて、せっかく公園にいるのにみんなでゲームをしていることもあると聞いています。丈夫な体を作り、練習と実践を繰り返しながら生きる力を蓄えていく外遊びについて、改めてその大切さを考えてもえらえたら嬉しいです。
プロフィール▼大学助手として勤務後、音楽教室を主宰。ピアノ・リトミックを教えて26年。通常の定期的な教室のほか、行政の依頼でも指導。人間教育をも行うリトミックが高く評価されている。著書『大丈夫大丈夫!子どもはぐんぐん伸びていきます』出版。
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