子育ての語らい㉙ 「発想」を変えて「楽しむ」子育て
〜意識的に子どもたちの可能性を広げているか〜
私は子どもの力を信じているので”子どもだからこのレベルでやりましょう”ということは絶対にしません。子どもだって頑張れば必ずできる!大人が限界を決めてはいけないと疑いません。
子どもたちの手は小さいです。「バレエをやっているお友だちいる?踊るときってこんなふうにしない?」と、私は後ろから大きく円を描いて”天まで届け”というイメージでスッと手を挙げてみます。「ただ手を挙げるにしても天をめがけてだったり、指をさして見る方向は物ではなくて未来だったり、その子たちが見ているのって”その先”なんだよね」と話します。ドからファまでしか届かない手も、その先のソの音まで届くというイメージでやっていくと手が開き、関節が広がっていく、届けと思えば届く!ということを刷り込んでいます。
子どもたちは”自分は空を飛べる”だなんていつまでも思ってはいません。でも可能性は自分で広げられること、限界は決めてはいけないことを学んでほしいのです。
プロフィール▼大学助手として勤務後、音楽教室を主宰。ピアノ・リトミックを教えて27年。通常の定期的な教室のほか、行政の依頼でも指導。人間教育をも行うリトミックが高く評価されている。著書『大丈夫大丈夫!子どもはぐんぐん伸びていきます』出版。
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