本堂の屋根に向けて放水する消防隊員
１月26日の文化財防火デーにちなみ、二宮町消防本部は１月30日、町指定重要文化財の木造阿弥陀如来立像を所蔵する浄源寺で消防訓練を実施した。
訓練は庫裏から出火したことを想定。火災を発見した住職は「火事だー」と叫び、消火器で初期消火を試みた。家族が１１９番へ通報。寺の檀家役員２人がダミーの本尊を本堂から運び出した。駆けつけた消防署員と消防団員が放水を行い、参加者らは火災発見から鎮火まで各自の行動を確認。訓練の様子を地域住民が見学した。
消防本部との連携強化を図るため、文化財防火訓練に消防団が初めて参加した。住職は「ろうそくなど火を使うことが多いので、火災予防には気をつけていきたい」と話した。
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