子育ての語らい㉟ 習いごとを決めるとき...ブランドで決めない
今からもう30年近く前、ある名の知れた英語教室の求人広告を新聞で見つけ、講師になるための試験を受けたら何も勉強していなかったのに合格してしまいました。
戸惑いながらも子どもたちが我が家に通ってくれることを想像して嬉しく思い、主人に相談すると「社会悪だからやめてくれ」と言われてしまいました。主人は「あなたの英語は英語ではない」とバッサリ。発音が全然できていない私が教えるなんて社会悪だと言ったのです。
最初に耳に入る発音が子どもたちに染まってしまうかもしれない、だからそれだけは許せないということでした。私もそれはそうだと気がついてやめたわけですが、当時全国的に名の知れた教室でしたからそこで習う子どもたちはたくさんいましたし、通わせるお母さんたちも”英語”というだけで、講師の英語の発音がどうなのかなどまで考えていたかはわかりません。私は当時、その無責任さに気づいていなかったのですが、名前が知られているから”良い教室だ”と判断するにはあまりにも不充分です。名前を広めるには広告に費用をかければ良いので、必ずしも質とは比例しません。
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