子育ての語らい㊲ そのやめどき、間違っていませんか?
1年間でもっともレッスンに力が入るのは発表会前で、練習やレッスンが厳しくなっていきます。そうなると高いハードルを目の前に、やめる方向に向かってしまう子がいます。
習い事でも勉強でも夫婦関係でも、それを続けている限り、必ず何かしら試練というものがやってきますが、意欲が見えないからと言ってやめさせる方向に誘導したり、その壁すら見えていない段階で”成果が見えないからやめさせちゃおうかな”と考えてしまったりするのは、それこそもったいないことです。
親にそういう気持ちがあると「今日は行きたくないなぁ」という子どもの発言をいいことに、”やめるのはあなたのせいよ”と責任を押し付けてやめさせてしまいます。それでは”子どもが成長できるチャンス”を邪魔しただけでなく、”あなたはできなかった”というレッテルを貼ることと同じです。
壁があることを知る、その壁を乗り越えることができると知る、それを乗り越えた先に違う景色が見えることを知る、その経験をぜひさせてあげてほしいのです。目の前に壁があるとき、それはやめどきではありません。成長のチャンスなのです。
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