吉田茂や伊藤博文など、近現代政治の表舞台で活躍した政治家7人を祭る「七賢堂」の特別開扉が、県立大磯城山公園の旧吉田茂邸地区で17日から19日に行われた。
同地区庭園の開園3周年を記念したもの。来園者は、大磯ガイドボランティア協会の解説に耳を傾けながら堂内に飾ってある7人の写真に目を留め、元勲の功績を偲んだ。
七賢堂は、明治36年に伊藤博文が自身の邸宅「滄浪閣」に建てた堂を、昭和35年に吉田茂が移設したもの。当初は岩倉具視、大久保利通、三条実美、木戸孝允の4人を祭る四賢堂だったが、時代とともに伊藤博文、西園寺公望、吉田茂が合祀されるようになった。
関東大震災や7年前に起きた旧吉田茂邸の火災でも被害を免れ、「兜門」などと共に当時の姿をとどめている。堂正面の扁額に書かれた七賢堂の文字は、吉田茂を合祀した佐藤栄作元首相がしたためたという。
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