二宮西中学校は、老朽化した施設を建て替えるための「神奈川県動物保護センター建設基金」へ2万7794円を寄付した。
11月24日に生徒会本部役員の3年生6人が同センター(平塚市土屋)を訪れ、橋爪廣美所長に寄付金を手渡した。「みなさんの気持ちをとてもありがたく思います。動物愛護の精神を全国に広めていきましょう」と橋爪所長は応えた。
生徒たちは職員の案内で施設内を見学。2013年度に犬の殺処分ゼロを実現し、14年度以降は猫の殺処分ゼロも達成した同センターの取り組みや、犬猫のしつけや譲渡などに協力しているボランティアの活動などについて理解を深めた。
同校では10月に文化祭を実施。ペットを安易に捨ててしまう飼い主がいる現状や捨てられた動物の行く末について知ってもらおうと、生徒会本部が動物保護に関する研究発表を行った。3年生の田邊璃保さんは、国内における動物の殺処分問題や動物愛護先進国といわれるドイツと日本との違い、今後の課題などをスピーチで報告。「人間も動物も命の重さはみな同じ」と訴えたという。
発表後、全校生徒や教職員、見学の保護者らに呼び掛け、センター建設基金に対する募金集めを行った。
生徒会長の森本学芳(みちか)さん(3年)は「半日くらいの間で大勢の人が協力してくれました。このお金が少しでも役に立てたら嬉しい」と話した。
新しい動物保護センターは19年度開設を目標にしている。
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