子育ての語らい㊶ ぶれない気持ち
首席で高校に入学したKくん2年生。サッカーが大好きで、真っ黒に日に焼けて、とてもピアノを習っているようには見えません。そんなKくんは、大学受験の準備に入ってもピアノは絶対に続けるんだと宣言していました。
Kくんはお教室に仲良しの男子が3人います。「他のみんなはピアノをやめてしまうかもしれないよ」と言いましたが「僕は僕です、続けたいから続けます」と真剣なまなざしで答えました。私は本当に立派だと思いました。
「人は人、自分は自分、そんなふうにKくんは成長したんだね、その考えを貫ける人になってね」と言うと、Kくんは真っ直ぐ私をみて「はい!」と一言。その「はい!」は幼いころから何ら変わらない礼儀正しい姿と重なりました。Kくんはもう10年以上、レッスン室を出るときに毎回大きな声で「ありがとうございました!」とあいさつします。周りが驚くほど大きな声です。カッコイイです。
人の輪、仲間の輪を大事にし、団体競技のサッカーが大好きなKくんですが、人は人、自分の考えをしっかり貫く、という芯を持った人に成長したことを嬉しく思います。
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