子育ての語らい㊽ 子どもを信じる
何より子育てで大事なのは、子どもを信じることだと思います。信じられている子は、心が豊かです。愛されている子は、相手を愛してあげられるし、愛されていない子は、誰かに意地悪をしたり、逃げたりします。
また子どもは奇跡を起こすことがあって、それは技の問題ではないこともしばしばです。私は子どもたちの心が奇跡を起こす現場を何度も見ています。
一か八かというときに、2人の実力は同じなのに、取れるか、取りこぼすかの境目は、背景に温かいものを持っているかどうかです。この瞬間!というときに「頑張れ!」という声が聞こえたとか、みんなが自分を応援してくれたとか、お父さんやお母さんが「お前なら大丈夫だ!」と言ってくれたとか、自分独りの力で戦っていない子が取れるのです。
信じてもらえていると、大人でも活力や原動力になりますね。「一色さんならやってくれると思って」と言われたら、私なら頑張ってしまいます。「お前になんかできない」ではなくて「お前ならできる!頑張れる!大丈夫!」と言ってほしいです。
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