JR大磯駅前に町営自転車駐車場が完成し、12月1日から利用が始まった。敷地面積1305・8平方メートル。地下1階・地上2階建て。収容台数は1385台。出入口に機械式ゲートが設けられ、24時間利用することができる。
自転車1048台、原動機付自転車302台、二輪車35台を収容する。地下1階は二輪車と原付自転車、1階が原付自転車専用の駐車場。自転車はスロープの端にあるコンベアに乗せて押しながら2階と屋上へ運び、昇降式ラックに止める。
駐車料金は、定期利用の月額が自転車1550円、原付自転車2580円、二輪車3610円。一時利用はそれぞれ110円、220円、320円で、この支払いには交通系ICカードのSuicaやPASMOを使うことも可能だ。自治体が運営する駐輪場でこれらのカード利用の導入は全国でも珍しいという。
オープンに先立ち、11月25日に竣工式が行われた。中崎久雄町長は「平成24年度から整備検討を始め、今日を迎えることができた。大磯駅前の新しいシンボル、放置自転車のない美しい町のシンボルとして完成を祝いたい」とあいさつした。来賓の吉川重雄町議会議長らとテープカットを行い、出席者が施設を見学した。
新しい駐輪場は、民間から借りていた西側駐輪場の契約期間満了と東側駐輪場の老朽化に伴い、今年1月から工事が進められていた。周囲の景観と調和するよう、外観は落ち着いたデザイン。もみじを植えたポケットパーク、ベンチと水飲み場、展望デッキを設けた。太陽光発電システムを導入し、場内で使用する昼間の電気を賄うという。建築費用は約4億8454万円。
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