「小田原城木造化を考えるシンポジウム」が4月7日、三の丸小学校体育館で開かれ、約300人の市民が集まった。
主催の小田原城普請会議・共同代表の鈴木博晶氏(鈴廣蒲鉾本店代表取締役)は「天守閣の木造化は観光だけではなく、郷土愛を育む、伝統木構法を継承する、森林保護など様々な目的がある。ハードルはたくさんあるが、それを一つひとつクリアしいきたい」とあいさつ。加藤憲一市長は「様々な意義を持ったプロジェクト。実現できると確信している。今日は前進の大きな一歩」とエールを送った。
シンポジウムでは小田原城の歴史、文化財、まちづくりなど各分野の専門家が講演。伝統工法の日本トップレベルの棟梁たちも登壇し、伝統技術を紹介しつつ「まちの誇りは小田原城と言ってもらえるようなお城にしてほしい」などと天守閣の木造化を激励した。
共同代表の古川孝昭氏(魚國商店代表取締役)が「みんなでお城をつくりましょう」と会場に呼びかけ『みんなでつくるお城の会』の発足を提唱すると、会場から拍手が送られた。鳶職人が木遣りを披露し、小田原締めと呼ばれる手締めで閉会した。
![]() 寄木の木組みも登場
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