よせぎの家コンテスト 最優秀作が完成 地元木材を利用、宿泊も可能
小田原産木材を使った住宅づくりを模索する「木のいえづくりワーキングチーム」主催の「よせぎの家デザインコンテスト」の表彰式が4月30日、いこいの森で行われた。最優秀賞には東海大学大学院で建築学を専攻する山内昇さんと下田奈祐(だいすけ)さんが設計した「積み木の家」が選ばれ、樹齢400年の杉で作られた表彰状が贈られた。
コンテストは、小田原産木材で地域型住宅づくりの実現方法を探るプロジェクトの一環。地元の木材利用を目指す、無尽蔵プロジェクトと、森林・林業・木材産業再生協議会で企画されてきた。「よせぎの家」は間伐材を活用したもので、小田原市がいこいの森にバンガロー建築を計画し、5棟のうちの1棟のデザインが公募されていた。
最優秀賞に選ばれた「積み木の家」にはヒノキの他、ケヤキの直径が短い小径木や節に虫の入った間伐材なども使われ、小田原大工職組合や小田原地区木材業協同組合の協力により、約1カ月で建てられた。縦横に組まれた木の様子が「寄木のイメージにマッチし、インパクトがある」と評価された。下田さんは「『積む・組む』という、シンプルなデザインが活きる家をイメージした。受賞はうれしいです」と喜びを語った。
「積み木の家」を含む5棟には宿泊が可能。詳細・宿泊の予約は(問)いこいの森管理棟【電話】0465・24・3785。
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