ゴルフ県アマ 高木さん（相洋中3年）が優勝 中学生Ｖは史上２人目
小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開：2013年7月5日
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練習に励む高木さん
相洋中学校（天野一徳校長）の高木優奈さん（３年）が、６月に大磯町で行われたゴルフの神奈川県アマチュア選手権女子の部で優勝した。中学生の優勝は大会史上２人目の快挙だった。
昨年はプレーオフの末、準優勝で涙を飲んだ。念願の優勝に「実感が湧かず、トロフィーをもらった後も気持ちがふわふわしていた」とはにかむ。
何も考えずに臨んだという初日。普段よりパットの調子が良く前半を33で回った。「後半からはベストスコアを意識」。終わってみると、２アンダーで首位に立っていた。迎えた２日目はショットが思うようにいかずボギーでのスタート。周囲から遅れをとり、焦りが募ったが「アプローチでなんとかする」と気持ちを切り替えた。「バーディーを取れる時は結果、スコアが悪いことが多い。ボギーでもいい、と思った」と冷静に、普段のプレーを意識。2日目は２バーディー、５ボギーの75でまとめ、通算１オーバーの１４５で優勝を掴んだ。
直前の大会まで思うような結果が出ず「苦しい１年だった」と振り返る。苦手なパッティングを地道に特訓、課題を克服しようとトレーニングを重ねてきた。大会で予選落ちも経験し、結果が出ずにいらだつこともあったという。指導にあたるクラウンゴルフクラブの三觜（みつはし）喜一コーチは「本人は焦っていたが、勝てる練習を積んできたので当然の結果」と分析する。
高木さんは相洋中で陸上部に所属し、部活動後にスクールへ。ツアープロになり「賞金女王に」という目標を掲げ、毎日２〜３時間練習に取り組むという。国体選手にも選ばれている高木さん。「自分がどの位置にいるか知りたい。メンバーの足を引っ張らないように、ベストのプレーをしたい」と意欲をみせた。
歴代優勝者の名前入りトロフィー
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