北茨城市と災害協定締結 特定自治体とは5カ所目
小田原市は11月6日、焼却灰の搬出先である茨城県北茨城市と「災害時における相互応援に関する協定」を締結した。
市役所で行われた締結式には、加藤憲一市長や豊田稔北茨城市長らが出席。災害時における被災者の救出・医療、施設の応急復旧時に必要な物資提供、食料・生活必需品の提供などが盛り込まれた協定書に調印した。加藤市長は「焼却灰を受け入れてくれている北茨城市に対し、責任を果たしていきたい」と述べ、豊田市長も「今後20年、30年と協力関係を築いていきたい」と期待を込めた。
焼却灰の搬出入から関係強化
小田原市は、市内の清掃工場から発生する焼却灰の一部を、2カ所の最終処分場を持つ北茨城市へ2002年度から搬出している。今年2月、北茨城市で開かれた「廃棄物と環境を考える協議会」に小田原市も参加。両市がより強固な関係づくりを模索した結果、今回の協定に至った。
小田原市が自治体と1対1で災害協定を結ぶのは、甲府市・日光市(旧今市市)・二宮町・相馬市に続き5カ所目。東日本大震災後には、協定に基づき初めて相馬市へ職員が派遣された。
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